子供の歯並びが心配、いつから相談や矯正治療を始めればいい?

歯を見せる親子

こんにちは、きたむら歯科クリニック院長の北村です。

小児歯科もしていると、お子さまの歯並びを気にされる親御さんが多くいると感じます。特に永久歯に生え変わる時期は、余計に心配になってしまうものです。

「子供が大きくなる前にキレイな歯並びにしてあげたい」

今回はお子さまを大切に思っているあなたに向けて、幼少期の歯並びが決まる時期や矯正治療についての情報をお届けします。
過剰に心配する必要はありませんので、まずはこの記事を参考にお子さまの現在の状態を確認していきましょう。

 

子供の歯並びはいつ決まる?

歯科検診を受ける子供

歯並びは一般的に永久歯が生え始める6歳頃に決まってくることが多いです。また、6歳頃であれば顎の成長を利用した治療も可能です。
お子さまの歯並びが気になる方は、6歳を目安に歯科医院に相談されることをおすすめします。
また、6歳を過ぎたからと言って遅すぎるという意味ではありません。年齢にかかわらず少しでも気になる方は歯科医師へ相談してみてください。

 

歯並び矯正は小さい頃が望ましい

年齢を重ねると顎の成長が止まってしまうので、顎を広げたりする治療が難しくなります。そういう意味でも、顎の成長がピークを迎える前の6歳頃から矯正治療をおこなうほうが身体的負担は軽くなります。

 

(参考:日本臨床矯正矯正歯科医会 | 最初に矯正歯科に相談するのは、何歳くらいが良いのですか? | 理想的なのは、顎が成長段階にある発育期 | https://www.jpao.jp/10orthodontic-dentistry/1015consultation/02-child-start/child-q05.html | 2025年7月3日)

 

子供の歯並びの良し悪しはどうやって判断する?

お子様の口元

お子さまの歯並びの良し悪しが判断できないという親御さんは、まずは以下の状態をチェックしてみてください。当てはまりそうであれば、いちど歯科医師に相談することをおすすめします。

  • ・歯がガタガタに生えている(叢生)
    ・出っ歯が気になる(上顎前突)
    ・前歯が上下で閉じない(開咬)
    ・歯と歯の間に隙間がある(すきっ歯)

 

(参考:日本臨床矯正矯正歯科医会 | 永久歯が生え揃うまでに、歯並びのよしあしを見分けるには どうすればよいですか? | 良い咬み合わせのチェックポイント(小学生の場合) | https://www.jpao.jp/10orthodontic-dentistry/1015consultation/02-child-start/child-q11.html | 2025年7月23日)

 

乳歯の時に歯並びがキレイすぎる場合は要注意

最近は小顔で顎が小さいお子さまが多いので、永久歯がキレイに並ぶスペースが足りずに、歯並びが崩れてしまうことが多くあります。本来は乳歯の時点で歯と歯の間に隙間があるのが理想ですが、もしも隙間なくキレイに並んでいる場合は、のちに生えてくる大きい永久歯がキレイに並ばない可能性があるので注意が必要です。

 

【いますぐチェック】歯並びを悪くするクセを見直してみましょう

指しゃぶりする子供

生まれつきではなく、後天的に歯並びが悪くなってしまうクセが、お子さまに身についているかもしれません。6歳以前からでも見直せますので、早めに改善してみましょう。

指しゃぶり

幼少期までは安心感を得るための自然な行為なので、さほど問題にはなりません。しかし長期間、それも起きてる時間の半分近くを指しゃぶりしてしまうのならば、上下の前歯の間に隙間が開いたり、出っ歯になってしまう恐れがあります。できれば、3歳過ぎを目安に改善を試みてください。寝る前に指しゃぶりをしてしまうお子様は、手指への感覚の少なさを補うために刺激を与えようとしている場合があります。手を使った色々な遊びをさせてあげることで、改善を促してあげてください。

 

口呼吸(お口ポカン)

口呼吸を続けると顎の成長を妨げる原因になります。結果として顎が狭くなり、歯並びの崩れが起きやすくなります。
食事の時に口を閉じて噛まない場合も同じような症状になりやすいので、注意して見てあげてください。

 

頬杖やうつ伏せ

頬杖やうつ伏せも噛み合わせや歯並びに影響を及ぼしてしまう可能性があります。正しい姿勢を維持できるように、こちらもサポートをおこなってあげましょう。

 

(参考:日本小児歯科学会 | 子供たちの口と歯の質問箱 | 子供たちの歯並び・かみ合わせの治療に関するQ&A | https://www.jspd.or.jp/question/qa/ | 2025年7月23日)

 

歯並びは早期相談をしたほうが良い理由とメリット

笑顔の子供

比較的痛みの少ない状態で矯正治療ができる

当院では拡大床やプレオルソなどの矯正装置を使って、永久歯が生えてくるスペースを確保する治療をおこないます。顎の骨の形が決まってからの矯正治療は痛みが出やすいですが、例えば拡大床は顎の成長を利用するので、比較的痛みの少ない状態で矯正治療をおこなっていくことが可能です。

 

小児矯正は医療費控除が適用される

小児矯正は医療費控除が適用されるので、経済的負担を軽減しながら治療をおこなうことができます。詳しくは当院までお問い合わせください。

 

お子さまの精神的なコンプレックスを緩和できる

年齢を重ねて思春期になると、歯並びがお子さまにとって大きなコンプレックスになるかもしれません。早めに治療をおこなうことで、そのようなお子さまの精神的負担を早めに取り除いてあげることができます。お子さまの笑顔を守るためにも、まずは歯科医師へ相談してみてください。

 

当院では子供の歯並びや矯正治療の無料相談をおこなっております

歯科医師

今回はお子さまの歯並びが決まるタイミングや矯正治療を始める時期についてお話ししました。
歯並びの治療は早いほうが、身体的負担や経済的負担、そしてお子さまの精神的負担も軽減されます。
しかし一方で「矯正治療は痛くないか」「治療費はどれくらいかかるのか」といった不安も当然あると思いますので、まずは当院に相談してみませんか。

きたむら歯科クリニックではお子さまの歯並びに関する無料相談もおこなっております。
お子さまのために一人で悩まずに、まずはぜひ当院までお越しください。
あなたとあなたのお子さまの笑顔をつくるお手伝いができれば幸いです。

(※初診のお子さまは検査から始め、矯正治療が適用されるか判断させていただいたのちに無料相談をおこなっております。)
(※時期によっては予約が取れにくく、お待たせすることがありますが、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。)

 

 

この記事を書きました

 

歯科医師

北村 佳也
きたむら歯科クリニック 院長

当医院では「お口の健康から、関わる人々の生涯を笑顔に」を医院理念として掲げています。
私たちは患者さんのお口の健康を守り、歯に悩まされることなく笑顔で過ごしていただけるよう全力を尽くします。

 

滋賀県彦根市出身

  • 2015年 東京歯科大学卒業
  • 2015年 東京歯科大学市川総合病院
  • 2018年 オーラルメディシン・口腔外科学講座 研修、入局
  • 2018年 草津総合病院歯科・歯科口腔外科 勤務
  • 2020年 日本口腔外科学会認定医取得
  • 2020年 北村歯科医院 院長就任
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